最近の小言

小言1
財布の中に50円玉が7枚も入っていた。

小言2
バービー人形みたいな格好をしてボディービルダーみたいな肉体を持ったおばさんを見かけ、話しかけようと思ったがやめた。

小言3
ユニクロヒートテック990円!と店員さんが叫んでいたので早速買おうと思いレジに行くと1290円だった。どうやら半袖が990円だったみたい。

小言4
親しらずが虫歯でかけている。その隙間に食べカスが入る。歯を磨くとその食べカスが取れるので歯磨きの頻度が増えた。

小言5
バイト先で蓑虫を飼いだした。
蓑虫の生態をネットで調べる。
どうやらオスしか羽化しないらしい。
メスは一生蛾にはなれないらしい。
そして、オスは羽化するとしても夏らしいので来年の夏まではその蓑虫は羽化しないみたい。

小言6
寒くなるのは勘弁して欲しい。

小言7
髪の毛切りたい。

小言8
座り仕事なので骨盤の広がり過ぎに注意している。

小言9
5つ年下の男に諭された。

小言10
無理やり小言をひねり出そうとして行き詰った。


百三歳になったアトム  谷川俊太郎 

本日、池袋でPort Bの国民投票プロジェクトのときに紹介された谷川俊太郎さんの詩。谷川さんは鉄腕アトムの主題歌の詩を書いた詩人さん。
103歳になったアトムを想定した詩を書いていた。




百三歳になったアトム  谷川俊太郎 

人里離れた湖の岸辺でアトムは夕日を見ている
百三歳になったが顔は生れたときのままだ
鴉の群れがねぐらへ帰って行く

もう何度自分に問いかけたことだろう
ぼくには魂ってものがあるんだろうか
人並み以上の知性があるとしても
寅さんにだって負けないくらいの情があるとしても

いつだったかピーターパンに会ったとき言われた
きみおちんちんないんだって?
それって魂みたいなもの?
と問い返したらピーターは大笑いしたっけ

どこからかあの懐かしい主題歌が響いてくる
夕日ってきれいだなあとアトムは思う
だが気持ちはそれ以上どこへも行かない

ちょっとしたプログラムのバグなんだ多分
そう考えてアトムは両足のロケットを噴射して
夕日のかなたへと飛び立っていく


科学の子アトム。人間守る為に生まれた原子力で動くロボット。