ぶっ飛んだ人

バイト先の女の人でぶっ飛んでる人がいる。

今のバイト先の人はぶっ飛んでいる人が多いが今回はその中の一人を紹介しよう。


その人はいつもお菓子ばかり食べている。

その人はお金が貯まったら海外に遊びに行く。

その人は一人でしゃべっている。

その人は最近少し瘦せた。

その人は自分がもてると信じている。

その人はたいていの人に煙たがられている。

その人は仕事中急にいなくなる。

その人は顔が濃い。

その人は30過ぎに間違いない。

その人はキューバに行けば人気者になれる。

その人は人の会話に割り込み自分の話を始める。

と大体こんな感じの人だ。


その人が僕の耳を見て急に

「○○さん福耳だったんですね」と急に声をかけてきた。

「そうですね」と答えた。

すると急に笑い出して

「怖い話していいですか?」と言い出した。

僕は仕事中だし話長くなりそうだなと思い躊躇したが、好奇心に負け

「良いですよ」と答えた。

彼女はうれしそうに話し始めた

女「1年半くらい前の話なんですけどね。」

僕「一年半前」

女「うん。バイトの面接いった時のことなんだけどさぁ。」

僕「ほーバイトの面接」

女「面接官が中年のおじさんでさぁ。」

僕「中年のね」

女「その人が明らかに私の事好きそうな目で見てるの。」

僕「ほえー」

女「で、なんとね、その人の福耳が光ってたの!」

僕「えー!」

彼女は話し終わると満足したのか急に真顔に戻った。僕は思わず

僕「えっ、怖い話じゃなかったんですか!?」と突っ込みを入れた。

その人はそれをスルーし、何でそのバイトを受けたのか説明しだした。

かなり不条理な時間だった。