感動ということ

最近の話。
平日の朝。
山手線。
いつものようにバイトに向かっていると中学生四人組が俺の前を走り抜けた。
中学生が向かった先は最後尾の車両の車掌室の窓。
彼らの四人はさっきまでの騒がしさが嘘のように静まり返っていた。
何をしてるんだろうと気になってその四人組の近くに思わず近づいた。



彼らは熱心にうねるように見える電車のレールを眺めていた。



三駅、四駅と過ぎてもまだ眺めていた。
その間に言葉はない。
美辞麗句で語る必要はない。







線路は続くーよーどーこまーでーもー。