赤い靴クロニクル

昨日、ツアーパフォーマンス「赤い靴クロニクル」高山明(Port B)に行って横浜の黄金町まで行って来た。

http://kyunasaka.jp/topics/events/akaikutsu.html

以前フェスティバルトウキョーで行われた「個室都市東京」はギリギリまで待ったがその後別の芝居を見に行かなくちゃ行けなかったので見れなかった。

友人が言うには「個室都市東京」は相当良かったみたいなのでまたPort Bのツアーパフォーマンスには必ず行きたいと思っていた。





高山明氏の今回の演出ノート(急な坂スタジオHP参照)
演劇ってどんなメディアなのだろうか?いろんな可能性があるはずだが、僕は「交流をオーガナイズするメディア」という見方をしたい。それを舞台と客席、あるいは俳優と観客との「交流」だけに閉じこめてしまっては詰まらないのだけれど、考え方のベクトルを逆にして、学校や風俗店や建物や都市といったものに「演劇」=「交流をオーガナイズするメディア」を見る方が刺激的だと感じる。






で、今回どんな公演だったか書きたいが、トークライブの際、高山氏が「公演が終わったら地図・テキストをダウンロードできるようにしたい。」と語っていたので伏せておく。

今回、高山氏の思惑どおり黄金町という町、横浜という都市に「演劇」=「交流をオーガナイズするメディア」を見た気がする。

ツアーをまわる中で根岸の外人墓地に混血の赤ちゃんが連日捨てられていた事、黄金町でつい最近まで大勢の外国のセックスワーカーが働いていた事を知り。
今はそのどちらの土地もそんな悲しい現実を忘れたかのようにのどかな日常が続いていた。
今回参加した事でその土地の事、歴史の事知りたいと思った。
参加した中でこのような事を感じ学んだ。従来の演劇では物語が選考しているし、実際に体験をする感覚がないためここまで考える事はないと思う。

最近の演劇、アート、デザインで面白いと感じるのは作品とそれを見る人がきちんと対話できているものが多い。

この前のチェルフィッチュの公演にしても書き手の台詞で客に語りかける事によって「本当の幸せ?」について考えさせられた。

エンターテインメントとしての演劇も好きだが、映画やもっと言えばyoutubeustreamで気軽に楽しめる時代で、この先演劇が人々とどう関わっていけるのか楽しみと思った。


外人墓地
http://www.asahi-net.or.jp/~vs6k-nkym/works0206.html

赤い靴の少女
http://www.asahi-net.or.jp/~vs6k-nkym/works0203.html

ustream
http://www.ustream.tv/