音楽セラピストさんと園芸療法士さん

最近、いろんな出会いがある。

一人目の方はアメリカで音楽セラピーという仕事を生業にされてる方です。
僕が主演のテレビをアメリカで観てくれてメッセージをいただいたことが出会いです。素敵な方だったので実際にお会いして音楽セラピーについてお聞きしました。
音楽セラピーはまだ日本には根付いておらず現在はアメリカやヨーロッパでしか普及していないそうです。彼女はこの震災を機に日本でも活動していきたいとおっしゃっていました。
「実際にどんな仕事なんですか?」と聞くと「音楽を楽しんでもらって、来週もセラピーに来たいなと思ってもらって生きる楽しみを持ってもらう仕事」だと答えました。専門的には心を癒す旋律など色々あるそうですが目的としては音楽セラピーの場を生きがいとしてもらうことが目的とのことでした。彼女は仙台でその後に講演会があっておじいちゃんたちと演歌を歌わないといけないらしかったので食事の後品川プリンスホテルにある「カラオケ山手線」という所に行きさよならしました。

二人目は劇団時代の先輩の知り合いの方で福祉の仕事をしていてその中で園芸療法という仕事を専攻されてる方でした。
園芸療法は関西淡路大震災の時に日本に取り入れられ少しずつ根付いてきているものだそうです。
簡単に言うと家族のいない高齢者の方や心に病を持った方々が花や農作物を育て心を癒していくというものだそうです。
話の中で一番感動したのが、「作物を育てる事ももちろん治療の過程なんですが、出来上がった作物をどう育てたのか患者が他の人に伝えることが一番の癒しになるみたいなんです。」という言葉でした。成果を人に伝えることが一番心に良いということでした。